猫並みに溶けたい

お熱なことをつらつらと綴るブログ

夜の外の空気の話

昨日、久々に夜の外の空気をマスクを外して吸った。

コロナ禍で勤務形態が大きく変わり、家から買い物とごみ捨てと振込み以外はなるべく外に出ない生活を送っていた。

もちろん外を歩く時はマスクをつけて歩く。

 

昨日は買い物の帰り。住宅街なので、夜はさほど外を歩いている人はいない。

もちろん誰もいないことを確認して、マスクを外して外の空気を吸った。謎に感動した。

いつもマスクの匂いなどでフィルターがかかっている空気を吸っていたけれども、外気を直接吸うとなんだか嬉しくてたまらなくなった

 

どこからか漏れ出る夕飯の香りが混ざり合い、雨が乾燥した匂いと風が木の葉を運んで擦れ出る匂いが混ざって、「ああ、はやくマスクを外して外を歩ける世界にならないかな」と思った。

当たり前に吸っていた、嗅いでいたものが知らぬ間に遮断されていて、気づいた時に吸うと「恋しい」とまで感じてしまう。

 

私は出身は他県のため、「懐かしい」とは感じなかったけれども、地元に帰って、人のいない所でマスクを外して空気を吸ったら「懐かしい」と思うのだろうか。

 

ちょっと感動したよ、という話でした。