傘福(つるし飾り)って知ってますか?
今週のお題「雛祭り」
私は山形県出身なのですが、この時期になると地元の公共施設では傘福(つるし飾り)が飾られます。
知らない人も多いかもしれませんが傘福はこういうやつです。
地元独特なものだとは認識していましたが、ぶっちゃけ雛人形よりも可愛いと思ってました。
なんかほら…あの…赤ちゃんがキャッキャするような、天井に取りつけるやつに似てませんか…そんな可愛さよ…。
実際は天井に取り付けたりする大きなものから、部屋の壁に吊るしておくようなコンパクトなタイプもあります。駅とかにあるのは前者です。
吊るされている飾りはお手玉で使われるような布で綿を包んだ柔らかいもので、子どもが誤って触れても大丈夫なものですね。
商工会議所にはこう書いてあります。
一針一針心を込めて子孫繁栄や無病息災、家族の幸せを願い細工物を傘に吊るし、地元の神社仏閣に奉納した風習
なので、女の子の成長を祈るというよりも、家族の幸福を願うものになります。
よく傘福を目にするのは今の時期ですが、場所によっては通年で見られます。雛人形のように飾る時期を限定していないからですね。
つるし飾り、またはつるし雛とも言われますので、雛人形を買うお金も、飾るスペースも、出したり仕舞ったりする時間も無い!という家庭にとってはおすすめだと思います。安いものは安いですし。
それにしても、縁起物だからだと思いますが、白や赤やピンクはよく見ますが、寒色系や黄色・オレンジなどはあまり見かけませんね。
もっとカラバリあったらいいなぁとも思います。