猫並みに溶けたい

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レポート100点取得・卒論4日で書いた国立大卒が教える小論文・レポートの書き方

 作文といえば、おそらく多くの人が小学校で習うと思います。そもそも作文というものは文を作った段階で、その作られたものを作文と言えます。原稿用紙に書く作文だけでなく、TwitterInstagramの文字の投稿すら作文になるのです。では小論文やレポートはどうでしょうか。同じ作文ではないでしょうか。つまり小学生でも書き方を覚えることができたら小論文やレポートを書けるということです。

 私自身、作文はそう難しく捉える必要はないと考えています。私が高校時代に小論文を受験で書いたことや大学でレポートや卒業論文を書いたことを振り返ってみます。その際、基本を忠実に抑えていたら書きやすかった上に評価も高かったです。

 私がこの記事で教えることは高校時代に京大生からマンツーマンで教えてもらった書き方です。ただし、さらに小論文やレポートの評価を上げられる私なりのアレンジを加えています。そして、先述の「基本」とは、これから教える3つの構成と、4つの注意点のことです。これを踏襲することにより、洗練された小論文やレポートになり得ます。

 

 3つの構成については、序論・本論・結論を抑える事です。

 まず序論についてです。序論の基本的な構成は3段階で、『「一般論」・「自身の体験や考え」・「自分がこの小論文やレポートで一番言いたい結論」』です。

 「一般論」については、「普遍的なこと」や「一般的に言われていること」、「時事問題」が鉄板です。これは小論文やレポートのテーマによって書きやすい方を選びとると良いです。

 「自身の体験や考え」では、先述の「一般論」を自分に顧みた時にどのような意見や考え方、あるいは体験を持っているかを記述します。

そして、「自分がこの小論文やレポートで1番言いたい結論」を序論の最後に書きます。「自分の体験や考え」で書いたことと出題テーマを照らし合わせた時に、どんなことを1番言いたいのかを書きます。

 

 次に本論です。本論の基本的な構成は自由です。本論では序論で書いた結論についての詳細や理由を書きます。そのため、結論の内容によっては構成を柔軟に変えることが必要です。

 例えば、理由や詳細に言う項目を複数用意するならば、いくつあるのかを先に言った上で書きます。直列や理由ならば「まず」「次に」「最後に」などと文頭を整えます。並列な理由ならば「1つ目に」「2つ目は」などとしていきます。

 

最後に結論の構成についてですが、序論に書いた結論をもう一度書きます。 字数に余裕がある場合は、結論を踏まえて自分は今後どうしていきたいかを書くと、より説得力が増します。

 

 4つの注意点についてを記述します。

 1つ目は、原稿用紙に書く書き方を守ることです。読点や句点の位置、カギ括弧の位置を守ってください。また、一人称は男性でも「私」で統一しましょう。もちろん、文体はですます調か、だ・である調かどちらかで統一するべきです。一文を短くすることも大事なことです。そして、誤字脱字には気をつけてください。

 

 2つ目は、言葉遣いに気をつけることです。例えば、「〜だと思う」「〜と感じる」のような感想を「〜だと考える」といった意見に変えるようなことです。これはインターネットで検索すれば言い換えなどが沢山見つかりますので割愛します。また、難しい言い回しはする必要がありません。相手は小中学生だと思って書きましょう。

 

 3つ目は、論が脱線しないことです。序論で結論を先に書いて、最後に同じ結論をもう一度書きます。このことで説得力を出す効果があるので、本論で脱線していかないように注意してください。

 どうしても脱線しがちな場合は、メモとして結論と本論を箇条書きなどで書いておき、そこから序論を肉付けして文を書くとよいです。

 

 4つ目は、確定的な書き方をしないことです。「絶対に〜」「〜は確定だ」のような書き方をしないということです。そもそも確定的な事柄はたとえば時間などの普遍的なものでしか有り得ないので、ほとんどのものは決まりきることは少ないです。確定的な書き方は意思が強そうに見えますが、盲目さや傲慢さを含んでいますので、「○○だろう」「○○ではないかと私は考える」などで回避しましょう。

 

 以上の3つの構成と4つの注意点を踏まえて小論文やレポートを書くと、より質の高い文章になります。

 これから受験生になるみなさん、大学生になるみなさん、またはそのご家族の方、是非参考にして見てください。そして、これはエントリーシートや志望動機などにも応用できる書き方なので、就活生の方もおすすめです。

 

ちなみに、読者の皆さんは、この記事も今回紹介した文章構成になっていることは気づきましたか?