猫並みに溶けたい

お熱なことをつらつらと綴るブログ

チョコドリンクとスペインとアメリカ

今週のお題「チョコレート」

 

私は中学2年の時に姉妹都市の交換短期留学でアメリカに滞在していたことがある。

その際にホストファミリーと同じ授業に出席するよう言われ、ホストファミリーの当時中学2年女子のRが選択していたスペイン語(外国語)の授業に参加した。

その時はスペインの文化についてビデオを見るという授業内容だった。スペイン語の教室にはキッチンがあり、そこで作ったチョコドリンクを先生が生徒全員に配った

私はまさかチョコドリンクが貰えるとは思っておらず、飲んでいいのかソワソワしてたが、Rが飲んでいたため、私も口にした。めっっっちゃ熱かったから少しキレそうになった。

 

スペインには国民的チョコドリンクがあるらしく、その関係で先生はチョコドリンクを配っていたのだろう。チョコドリンクは甘くて美味しかった。英語やスペイン語が飛び交う環境で緊張していた体がリラックスできた。

 

しかし、そこはアメリカであって日本ではない。マグカップに入ったチョコドリンクを渡され、ゴクゴク飲んで空にしたそばから追加のチョコドリンクを注がれる

2杯目は「わあ、ありがたい」と思ったが、3杯目からはキツかった。甘いものは好きだが、濃厚なチョコドリンクをそう何杯も飲めるほど甘党ではない。せんべい食べたい。

さすがに「空にしなければ良いのだ」と、先生はきっと中国式マナーの精神を持っているのだ、と思って、4杯目はマグカップを空にしなかった。

 

すると、先生は心底悲しそうな顔で言った。

Don't you need chocolate drinks anymore?

 

えにもあ?…って……

もう要らんて…………

流石に、あいむふる!と答えて断った。

横を見るとRは普通に5杯目を飲んでて、私は驚愕した。そりゃあ先生も「もう要らないの?」という訳だ。口に合う合わないとかではなく、純粋に日本人とアメリカ人では胃の容量が違う。

 

R、今元気だったらいいなあ。