明けゆく夜、沈みゆく朝
オリジナルキャラクターを作成しましたので紹介します!


名前:西雲暁斗(さいうん・あきと)
誕生日:9月23日(25歳)
血液型:AB型
身長/体重/足のサイズ:172cm/68kg/27cm
職業:占い師・バーのステージシンガー
占い師の活動名:朝霞東真(あさか・とうま)
家族構成:父・母・弟
出身:地方都市の郊外(田舎)
学歴:四大卒・人文学系
好きな物/苦手なもの:ラーメン/酒
髪の色:青〜紫の混色やグラデーション、白のメッシュ
目の色:マジックアワーな色
西雲は東雲(明け方)と対比し、西雲暁斗は早朝と黄昏を兼ね備える

午後から夜にかけて占い師、深夜はバーでステージシンガーをしている。占い師のときは祖父の形見であるお面をつけてローブを纏い、「朝霞東真」と名乗っている。
バーは曜日によって店舗を変えているものの、固定のファンが数人つくほどである。この仕事は大学時代からアルバイトとして続けていた。
弟は医学部生。父が開業医で母が専業主婦。幼いころから両親に医院を継ぐ子として期待されていたものの、弟が医学部生になったことで期待から外れて放任された。現在は都会で一人暮らしをしている。父は多忙のため教育には無関心であり、母は支配欲とヒステリックな側面のある性格であったため、高校で理系だった暁斗が文転したことには苛烈に叱られた上に失望された。弟はなりたくてなった医学部生ではあるが、それによって医院を継ぐという責任を押し付けてしまってはいないかと罪悪感を抱いている。また、そういった幼い頃の人格形成の環境から自己肯定感が低め。しかしながら普段は笑顔の裏に隠している。
バーのシンガーの仕事をはじめたきっかけは大学時代の恋人「春乃」が関係している。春乃は大学の同級生であり、大学の講義で知り合った。暁斗の歌を好きだと言って歌手の仕事の背中を押した人であり、交通事故で亡くなったことで暁斗の心に深い痕跡を残した人物。自己肯定感の低さを見抜かれ、笑顔で居てほしいと言われたことを胸に刻んでいる。そして、春乃から歌を褒められたことが、暁斗が初めて自分を自分として見て褒められた瞬間だった。
基本的に人当たりが良く、明るい性格だが根底の自己肯定感の低さを笑顔で隠している。そして春乃を亡くしたことから「自分に深く関わる者を不幸にするのではないか」という固定観念があり、交友関係は狭く深く、恋愛にも慎重。
朝霞と東は「夜ではない」象徴、朝霞東真は暁斗の日中を写す

朝霞東真のつけるお面は神社の舞い手でもあった祖父の形見。祖父が長年舞い手を務めた「朝霞神社」が廃社になることが決定した際、祖父は悲しみと怒りでお面の左目付近を破損させた。
暁斗が幼い頃、長期休みの頃には祖父の家に通っていた。父と母の結婚に反対だった祖父は母に対して良い思いを抱いていなかったが、暁斗へは舞いを見せたり自然に触れさせるなど様々な経験をさせた。暁斗はそんな祖父が好きだった。しかし暁斗が中学2年生の頃、祖父が危篤だという連絡を受けて駆け付けると、祖父は一時目が覚めると暁斗にお面を授けて、そのまま息を引き取った。そのお面を高校生の時に振りかえり、自分が本当にしたいことは親の引いたレールに乗ることではないと考えて、医学部に進むことを辞めた。
このお面はつけるとなぜか占いの的中率が跳ね上がる。暁斗は非科学的な現象には懐疑的であるがそうとも言っていられないほどの実績を出しており、暁斗もと東真の占い師としての評判は高まりつつある。もしかすると暁斗の歌を聞きに来た客の中には、東真に占ってもらった人もいるかもしれない。
基本的に丁寧な言葉使いだがその声色に暁斗ほどの温かみはなく、笑顔や声の抑揚も少なく常に落ち着いている。暁斗とは打って変わった印象を与えるが、それは占い師のときは「朝霞東真」として生きることを決断した暁斗の演技である。しかしながら決して自己を消したものではなく、朝霞東真としての性格は暁斗の笑顔の裏に隠されたものでもあると言える。「朝霞」という氏は祖父を忘れないために神社の名前からとった。
歌は過去への問いかけ、占いは未来への返答

暁斗は家族や春乃、春乃から認められて初めて第二の生を受けた自分への問いかけとして歌を歌っている。東真は客や自分の未来と対話してその返答を得るために占いをしている。占いに関してはお面をつけても自分の未来については必ずしも当たるわけではないため、暁斗(東真)自身も不思議に思っている。
また、このように職種によって演じ分けているのは、高校時代に演劇部だった経験も生かされている。特にバレたくないといったことではなく、西雲暁斗としての職業と朝霞東真としての職業の印象がかけ離れているため、互いの活動に支障が出ないようにするための使い分けである。
キャラを作るにあたって意識したこと

私が「夕霧紫空」といった名前であることから、朝方や夕方のような曖昧な空になる時間に神秘性を感じて、それを纏うキャラクターを具現化させたいなと思いました。そのため、夜に思いっきり感情を出して自己アピールができる者と昼には理性的に相手の言葉を受け止めることができる者という二面性をもった同一人物を作ろうと思い立ったのです。
二重人格ではなく演技にしようと思ったのも、例えば暁斗の時に東真のことを聞かれてドキッとするみたいなエピソードもできるかな~という(あと人格については今後長く運用していくにあたり非常に難解でデリケートな問題でもあることや、二重人格というオチよりも演技であるという、それぞれの性格に隙を持たせることによるエピソードのドラマチック化の将来性の方をとりました)。
やはり二面性を持たせるならギャップがある方がいい…!ということで様々な面で対比をつくりました。例えばイメージカラーですが、暁斗はオレンジ、東真はブルーです。髪の毛の色はどちらも青と紫のグラデーションですが、暁斗は笑顔や振舞いで暖色がイメージされるようにしました。逆に東真はお面やローブで表情が見えづらく、髪の毛が与える印象から大きく変わらないブルーにしました。
それから、なぜ東真のお面が破損しているようにしたのかについては、お面が完璧な状態だと東真のうさん臭さが高まり過ぎることや、お面という象徴により明確に相手との壁を作ってしまうためです。占い師として、相手の未来を覗いたりする上である意味カウンセリングのような面も持ち合わせるので、完全に壁を作ってしまう(相手から見て自分を完全に秘匿してしまう)のは良くないので、あえて破損させました。これによって表情が見やすくなるので、東真の冷静さが欠かれた瞬間がわかりやすくなりました。また、敢えてお面の元のデザインではなく破損ということを選んだのは、人間味を加えることを意識したためです。
あと、ラーメンが好き、というのは「近所のラーメン屋に通ってる」とかいうフレーバーの裏設定にちなむものですが、酒が苦手というのには明確な理由があります。暁斗(または東真)は酔うと暁斗の場合は東真が、東真の場合は暁斗の性格というか演技というか、そういったものが出てきてしまうのを自覚しているため、人前で飲まないようにするためにわざと「苦手」としています。バーで貰っても飲みません。でも別に嫌いな訳ではないので一人の時や暁斗=東真であることを知っている人の前では飲みます。これも、酒という身近で現実的なものによって、「暁斗(夜)と東真(朝)が溶け合う」というのもコンセプトに合ってる要素になります。
時々このキャラを使ってイラスト描きたいな〜思っているので、ぜひ西雲暁斗/朝霞東真をよろしくお願いします😌